「人の名前が出てこない」、「キッチンに来たけど何しにきたんだっけ?」など、最近、もの忘れが増えてきたなあと思ったら、脳トレ・脳活をはじめましょう。脳の老化によるもの忘れは、人によって差はありますが、だいたい40代後半から増えてくるんだそう。

このページでは、脳活にいいとされる、クロスワードやナンプレといったパズルや間違い探し、大人の塗り絵など、楽しく脳トレできるおすすめの本をご紹介します。

おじいちゃん、おばあちゃんへのおみやげやプレゼントにもおすすめです。

目次

脳トレで脳年齢は若返る!

脳トレは脳の若返りに役立つという調査結果があります。イギリスのエクセター大学とキングス カレッジ ロンドンが 19,000 人以上の参加者を対象に実施した調査によると、「50 歳以上の成人は、クロスワードや数独などのパズルを定期的にプレイするほど、脳機能が向上する」とされています。

クロスワードなど単語パズルをやっている人の調査では、脳年齢が年齢より8歳~10歳若い計算になったそうです。

もの忘れが気になりだしたら、脳トレ・脳活で脳を若く保ちましょう。
ただし、認知症や他の病気が疑われる場合は、病院の受診をおすすめします。

※参考文献:Science Daily

脳トレは楽しくできるものを探そう

脳トレは、「楽しんでできそうなもの」「ワクワクするもの」を選ぶようにしましょう。楽しくできるものじゃないと続かないし、脳にストレスがたまって逆効果になりかねません。また「誰かと一緒にできるもの」もおすすめです。脳トレの要素に、コミュニケーションが加わることで、さらに脳が刺激されます。

▼ここからは、脳トレグッズをご紹介していきます。

間違い探し

間違い探しは、子供からおじいちゃん・おばあちゃんまで年齢に関係なく楽しめます。探し始めたら、どうしても見つけられない、あと一つ二つを必死になって探したくなるのが間違い探しの楽しさです。またみんなで集まったときは、「3分の間に何個探せるか」などゲーム性を持たせて、みんなで盛り上がることも可能。やりはじめたらハマること間違いなしです。

物忘れ防止に効く! 新・昭和レトロな間違い探し

出版社:宝島社 監修:太城 敬良

中日・東京新聞サンデー版に連載している「間違い探し」イラストが、B5サイズで見やすいカラーのパズル本として登場。高齢者もすぐになじめる、どこか懐かしい昭和レトロなイラストで、楽しい脳トレにぴったりの一冊です。

ながめて見つけて脳活性!世界一美しいまちがいさがし

出版社:西東社 監修:篠原菊紀

間違い探しと言えばイラストが多い中、美しい写真だったり、名画などを見比べる、とってもめずらしい本。イラストとは違った楽しさが味わえる、美しい間違い探しです。気になる方は、アマゾンの試し読みでぜひ確認してみてください。

むずかしすぎる まちがいさがし

出版社 ‏ :ワニブックス 著者:むずかしすぎる まちがいさがし制作委員会

普通の間違い探しではもの足りないというアナタにはコレ! 大人でも難しいとの口コミ多数! 観察力・集中力・思考力を発揮して、超難問の間違い探しにチャレンジしてみては。

クロスワードパズル

最近、もの忘れがひどくて、言葉が出てこないですか? そんな方には、クロスワードパズルがおすすめです。言葉を思い出す訓練を自然にできるのが、クロスワードパズル。わからない言葉は調べたり、答えを見てもいいんです。スピードも関係ありません。答えがわかったときの楽しさ、完成したときのうれしさや感動をぜひ味わってください。

脳いきいき!ひらめきクロスワード常識・雑学クイズ

出版社:池田書店 監修:塩田 久嗣

歴史、生活などの常識問題と、誰かに話したくなる雑学が満載のクロスワード。初級問題をクリアすると、中級、上級とレベルが上がっていきます。B6サイズなので、カバンの中にも入れて持ち歩くこともできます。

シニアのクイズ&クロスワードパズルで楽しく脳トレ

出版社:黎明書房 編集:脳トレーニング研究会

都道府県、季節の言葉を使ったクロスワードのほか、なぞなぞ等も掲載。B5サイズで見やすく、施設などでやる場合は、コピーして使えます。

ありそうでなかった! 写真で連想クロスワード

出版社:ワニブックス 著者:写真で連想クロスワード制作委員会

言葉のヒントだけではなく、写真+言葉のヒントで答えを考えるクロスワードパズルです。例えば、「写真⇒お相撲さん、言葉⇒地を踏む動作」なら、「答え⇒しこ」といった具合です。写真のヒントが加わるだけで、また違った楽しさが味わえます。

ナンプレ

ナンプレ(数独)は、1~9の数字をマスに並べていくパズルです。計算は必要ありませんが、レベルによる難易度の差が大きいので、はじめは初心者向けから始めることをおすすめします。ナンプレは熱狂的なファンも多く、世界大会も開催されています。

大きくて見やすい数独 初級編

出版社/著・編集:ニコリ

A4サイズで、1マスの大きさは18mmと、細かい文字が苦手な方にも挑戦しやすくて、書き込みしやすい数独です。初級編のほか、中級編、上級編もあります。

じぃじとばぁば ようこそ数独!

出版社/著・編集:ニコリ 監修:日本数独協会

数独をやったことがない、高齢者に楽しんでもらおうと作られた、やさしい問題集。はじめからマスに数字がたくさん入っている解きやすい問題が40問掲載されています。

全問解説数独

出版社/著・編集:ニコリ

全問解説付きということで、数独の初心者向けかと思いきや、HARDレベルの問題集です。わからない場合は、解説を見ると解き方を学べるので、初級、中級の方には上達の近道になる本です。

漢字パズル

2022年には最高齢103歳で漢検2級に合格なんてニュースがありました。高齢者の方にも漢字での脳トレはおすすめ。漢字は書き順や形のバランスを意識するなど、普段書いていない人ほど脳が刺激されます。続けていくうちに「漢字が思い出せない」なんてことも減らせます。

漢字パズル

出版社:すばる舎 著者:杉渕 鐵良

小学校6年間で習う全漢字1006字と熟語5000語以上が、ゲーム感覚で学べます。小学生の学習教材としてだけでなく、大人も思い出しながら楽しく学べます。

脳力アップ! ボケない、老けない! 漢字パズル

出版社:マキノ出版 監修:眞田祥一

高齢者にも見やすいA4サイズ。漢字パズルのほか、実際にはない当て字を使った漢字クイズや部首のしりとりなど、漢字をテーマにした楽しいクイズが満載の本です。

毎日脳活スペシャル 漢字脳活ひらめきパズル1 脳が驚くほど強くなる!

出版社:文響社 監修:川島隆太

漢字知恵の輪や、漢字ジグソーパズルといった、変わった問題も多数! また漢字検定1級に合格した漢字好きの女優、宮崎美子さんのインタビューや、宮崎さん出題の楽しくて頭を使う漢字問題も掲載されています。結構な難問もあるので、どんな問題か中身をのぞいてみたい方はアマゾンの説明欄でご確認ください。

計算ドリル

「最近、ちょっとした計算が苦手で、昔はできたのになあ」なんて感じていませんか。計算はやればやるほど、できるようになってきますが、「計算は嫌いだし、数字は苦手」という方も多いのではないでしょうか。そんな方には、ひたすら計算問題を解くようなドリルではなく、楽しくゲーム感覚で学べる計算ドリルがおすすめです。また計算が嫌いではないなら、計算問題をなるべくたくさん解くような、計算ドリルがおすすめです。

1日1ページ楽しみながら脳活! 計算ドリル120日

出版社:大和書房 監修:川島隆太

勉強も計算も嫌い!という方にも、1日たった1ページずつ、楽しみながらできる計算ドリル。計算要素のないナンプレなどもあり、少しずつ数字に慣れて、計算力を伸ばしていけます。

1日3分でもの忘れ予防 毎日脳トレ! 計算ドリル366日

出版社:西東社 監修:篠原菊紀

しっかり計算に慣れるための、1ページに計算式だけがびっしり20問というページに加えて、マッチ棒パズルや時間のクイズなど、楽しい問題も掲載されています。1日3分で衰えかけた計算力を鍛えられる本です。

1日×2分×3回 おとなも、こどもも1ヶ月集中 100マス計算ドリル ~100マス計算で、脳を活性化しよう!

出版社:フォーラムA企画 監修:学力の基礎をきたえどの子も伸ばす研究会

100マス計算とは、縦横の数字の交わるマスに、答えを書き込む計算のトレーニング法。すべてのマスを埋めていきます。

100マス計算法

足し算や掛け算、引き算などがあり、毎日タイムを測って行うことで、どんどん早くできるようになるのが実感できます。

塗り絵

塗り絵で右脳を刺激すると言われています。塗り絵に無心で没頭することでストレスを緩和したりリラックス効果も! 大人のための塗り絵は趣味としても人気で、たくさんの種類が発売されています。自分好みの塗り絵を見つけて、没頭してみては。

脳がみるみる若返るぬり絵 季節の花々

出版社:西東社 監修:米山公啓

心がはずむ38の季節の花のモチーフで、切り取って塗れるようになっています。色の塗り方のテクニックが紹介されているので、塗り絵初心者にもおすすめです(A4変型判)

ぬりえBOOK ことりの気まぐれ花めぐり (ユーキャンのおうち時間シリーズ)

出版社:U-CAN イラスト:名司生

「小鳥が花のある風景を旅する」をテーマに、湖畔や森の中、公園、おしゃれな部屋、ロマンティックな街並みなど、小鳥がさまざまな場所をめぐります。かわいい小鳥と一緒にときめきやワクワクを感じる一冊です。

パズル式 脳トレぬり絵

出版社:わかさ出版

塗り絵にパズルなどを組み合わせた脳活・脳トレ要素満載の塗り絵本です。塗り絵だけだと飽きてしまうかもと心配なら、まずはこれからはじめみては。

Souyos 色鉛筆 72色セット

塗り絵をするなら、塗り重ねのしやすい油性色鉛筆がおすすめ。色数が揃っているとグラデーションもつけやすく、仕上がりにも差がでてきます。くるくると巻いて収納するので場所をとらず便利です。

脳活・脳トレ(その他)

脳活・脳トレを題材に作られた書籍をご紹介します。漢字も計算、ナンプレなど様々なジャンルの問題が掲載されているものや、俊読

1日1問解くだけで脳がぐんぐん冴えてくるドクターズドリル 脳神経外科医が医学的エビデンスをベースに考案

出版社:アスコム 著者:石川久

。脳神経外科医が医学的エビデンスをベースに考案したドリル! 年齢により低下しがちな短期記憶力・集中力・注意力・基礎思考力・意欲の5つを鍛えるための問題「5つの脳活性スイッチ」で、脳力アップを目指します。

見るだけで脳がよくなる 1分間瞬読ドリル

出版社:ダイヤモンド社 著者:山中 恵美子

テレビでも紹介され話題の、問題をパッと見て瞬時に答える、瞬読ドリル。じっくり考えたらとても簡単な問題ですが、瞬時に回答することで、右脳と左脳の両方を刺激し、脳の力を伸ばしていきます。

東大式 頭の回転が100倍速くなるドリル

出版社:総合法令出版 著者:青木健

東京大学で脳科学について研究を行う青木健氏の著書。問題を解くことで脳の能力を引き出し、「記憶力」「計算力」「思考力」「発想力」などを鍛えてくれます。1日1分続けて脳を目覚めさせましょう。

まとめ

ここまで脳活・脳トレができる書籍を紹介してきました。
言葉や名前が思い出せない、何をしにキッチンにきたのか忘れた、集中力がない、計算ができなくなったなど、誰しも年齢とともに感じる悩みですが、そんな悩みを解消するには、普段から頭を使ってあげること。上記でご紹介した書籍はどれも楽しみながら、脳のトレーニングができるものばかりです。やってみて楽しければ、上級にもチャレンジして、どんどん脳の機能を目覚めさせましょう。もしも脳トレが趣味となれば一石二鳥ですね。

ご紹介した書籍一覧

  1. 物忘れ防止に効く! 新・昭和レトロな間違い探し
  2. ながめて見つけて脳活性!世界一美しいまちがいさがし
  3. むずかしすぎる まちがいさがし
  4. 脳いきいき!ひらめきクロスワード常識・雑学クイズ
  5. シニアのクイズ&クロスワードパズルで楽しく脳トレ
  6. ありそうでなかった! 写真で連想クロスワード
  7. 大きくて見やすい数独 初級編
  8. じぃじとばぁば ようこそ数独!
  9. 全問解説数独
  10. 漢字パズル
  11. 脳力アップ! ボケない、老けない! 漢字パズル
  12. 毎日脳活スペシャル 漢字脳活ひらめきパズル1 脳が驚くほど強くなる!
  13. 1日1ページ楽しみながら脳活! 計算ドリル120日
  14. 1日3分でもの忘れ予防 毎日脳トレ! 計算ドリル366日
  15. 1日×2分×3回 おとなも、こどもも1ヶ月集中 100マス計算ドリル ~100マス計算で、脳を活性化しよう!
  16. 脳がみるみる若返るぬり絵 季節の花々
  17. ぬりえBOOK ことりの気まぐれ花めぐり (ユーキャンのおうち時間シリーズ)
  18. パズル式 脳トレぬり絵
  19. 1日1問解くだけで脳がぐんぐん冴えてくるドクターズドリル 脳神経外科医が医学的エビデンスをベースに考案
  20. 見るだけで脳がよくなる 1分間瞬読ドリル
  21. 東大式 頭の回転が100倍速くなるドリル

 

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