高齢の親が1人暮らしだと、元気にしているか心配になりますよね。見守り家電なら、手軽に高齢者の見守りを始められます。生活に溶け込む家電なので「カメラで見られるのは嫌」という高齢者にもおすすめです。

 

このページでは【家電型・センサー型】の見守りをご紹介しています。

見守り家電って何?

見守り家電とは、電球やリモコン、冷蔵庫やテレビなど、家電やセンサーを通して見守ることができるもので、異常があれば、アプリやメールで通知してくれます。

見守り家電おすすめポイント

高齢者のストレスが少ない

見守り家電は、高齢者のプライバシーを守りながら普段の生活を変えることなく見守ることができます。
見守りの方法によっては高齢者に負担がかかってしまう場合があります。

高齢者に負担がかかってしまう例
カメラ型 監視されている気持ちになってしまう
訪問型 訪問時に家にいないといけない
電話型 話す相手と気が合わない、話すことがストレスなど
オート電話型 毎日プッシュボタンを押す作業が面倒

見守られる側の気持ちを大切に始めましょう。

家族みんなで見守れる

見守り家電からスマホに送られる、活動記録や異常の通知を、兄弟や子供、みんなで見れるのでより安心できます。

自分だけが「毎日電話をしている」という方も、心配をみんなで共有できるようになります。

導入が簡単

見守り家電の多くは、工事不要。すぐにでも導入できます。

費用が比較的安い

見守り家電のサービスは、人件費がかからないので、他の見守りサービスより比較的安いのが特徴。ただし、初期費用がかかることや、別途Wi-Fi代が必要なものもあるので、選ぶ際にはチェックが必要です。

見守り家電のデメリットは?

ちょっとした異変は気づきにくい

見守り家電は、家電が使用されたかどうか、センサーが反応したかなど、機器が検知した情報のため、顔色や声色からから読み取れるような少しの異変には、気付くことはできません。

見守り家電を導入後も、顔を見たり声を聞いたり、コミュニケーションは大切にしたいですね。

カメラのように目視できない

見守り家電は目視できないため、カメラに比べると次のようなデメリットが考えられます。

  • 異常通知が来た時に、部屋の様子が見れない。
  • 顔色や歩き方など見た目からの健康状態がわからない
  • 行動が見えないため、認知症の発見が遅れる

など。

リアルタイムには気付けない

見守り家電では、一定時間、家電の利用がないと連絡が来る仕組みなので、高齢者が倒れて動けなくなってから、通知がくるまではタイムラグがあります。翌日であったり、時間の設定によっては翌々日になることも。
見守り家電によっては、時間設定をカスタマイズできるので、タイムラグを少なくすることはできます。

緊急時にかけつけてもらえない

見守り家電は、家電やセンサーの活動状況から、安否を確認することはできますが、警備会社の見守りのように、スタッフがかけつけてくれるものではありません。

異常の通知が来たら、誰がどうやって対応するのかをあらかじめ決めておく必要があります。

高齢者の見守り家電の選び方

ネット環境やスマホが必要かどうか

親の家にWi-Fiなどのネット環境がない場合は、見守り家電の中にSIMが内蔵されたもの、Wi-FI不要のものを選ぶと、導入が簡単で費用を抑えられます。

また、親がスマホを使っていない場合は、スマホが必要のないものを選びましょう。

異常の通知方法について

異常があった場合、アプリやメールで通知が入ります。
「メールよりもアプリのプッシュ通知の方が気づきやすい」とか、「LINEの方が気づきやすい」など、自分が気づきやい通知方法か?を見ておきましょう。

また、複数の家族で見守る場合は、何人まで登録できるのかも確認が必要です。

最低契約期間や解約料を確認しよう

見守り家電は、最低契約期間が設定されているものや、解約料のかかるものがあります。
その場合は、無料のお試しなどをして、納得した上で契約が必要です。

見守り家電・センサーの比較表

ご紹介する「センサー型・家電型の見守りサービス」一覧です。

横スクロールしてご覧ください
サービス名 画像 見守る方法 月額 初期
費用
通知
方法
Wi-Fi 複数人で
見守り
最低契約期間 解約料
まもりこ まもりこの端末 冷蔵庫に貼ってドアの開閉で、安否や生活を見守る 550円 13,200円 アプリ 不要 可能 なし なし
HelloLight
スタンダードプラン
トイレの電気をハローライトに変えるだけ。ON/OFFで安否確認 495円 10,780円 メール
LINE
不要 可能
5人まで
なし なし
HelloLight
ベーシックプラン
165円 10,780円 メール 不要 × なし なし
みるモニ テレビに接続して見守り。人感・温度・湿度センサや緊急ボタン、警告など機能多数 2,860円 0円 アプリ 不要 可能 2年間
親子のドアシル2 親子のドアシル 人感・温度・湿度センサで見守り。緊急ボタンあり 990円 14,080円 メール
LINE
必要 最大8アドレス
象印 i-PoT
電気ポット
象印iPoT 電気湯沸かしポットの使用を検知して安否確認 3,300円 5,500円 メール 不要 3人まで可
2人目以降110円
6か月 6か月
以内なら
必要
MaBeee
みまもり電池
みまもり電池 みまもり電池をTVリモコン等に入れ、使用を検知して安否確認、高齢者側もスマホ要 3,278円 1,078円 アプリ 不要 可能
5人まで
なし なし

ここからは、それぞれ詳しく見ていきましょう。

まもりこ(第2世代)

おすすめ度:No.1


設置は簡単!
まもりこは冷蔵庫に設置するだけで、冷蔵庫の開閉を検知して高齢者を見守ります。

まもりこの設置

画像引用元:ネコリコ


専用アプリで確認

異常時はアプリで通知。1日3回の判定結果と、温度・湿度も確認できます。

まもりこのアプリ

画像引用元:ネコリコ

 

Wi-Fi不要、工事不要!

商品名 まもりこ
通知方法 アプリで通知
設置方法 端末を冷蔵庫に貼って電源をコンセントに差す
見守る側はアプリ設定が必要
親宅のネット環境 不要(LTE内蔵)
複数人での見守り 可能
初期費用 13,200円(税込)
月額料金 550円(税込)
最低契約期間 なし
解約料 なし
おすすめの人 親が自炊をしている、または冷蔵庫をよく活用している人
親宅にWi-Fiがない人
購入方法 amazonネコリコpaypayモール店で購入可
商品到着後、アプリをインストールして、クレジットカードを登録

 

HelloLight(ハローライト)

最もシンプルな見守り

 

設置は超簡単!
トイレの電球をコレに変えるだけ
一定時間、電球のON/OFFがないと、異常を検知して家族にメールで知らせてくれます。

ハローライトの見守りの仕組み

出典:HelloLight公式サイト

 

料金プランは2つ
見守り人数や検知時間の設定など、スタンダードプランがおすすめです。

スタンダードプラン ベーシックプラン
見守り人数 5人まで 1人
検知時間 自由に設定可 0時~23:59
通知時刻 自由に設定可 翌10時に通知
月額 495円(税込) 165円(税込)

 

Wi-Fi不要、工事不要!

商品名 HelloLignt
通知方法 メールで通知、最終検知時刻はWebで閲覧
設置方法 トイレの電球を変えるだけ
見守る側はWEBでの設定が必要
親宅のネット環境 不要(SIM内蔵)
複数人での見守り ベーシックプランは5名まで可(うち1名はLINE可)
初期費用 10,780円(税込)~
月額料金 スタンダード:495円(税込)
ベーシック:165円(税込)
最低契約期間 なし
解約料 なし
おすすめの人 すぐに手軽に導入したい人
親宅にWi-Fiがない人
購入方法 amazon楽天市場で購入可
商品到着後、webで申込。

 

みるモニ

テレビで見守り

 

設置は簡単!機能は多彩!
設置はテレビのHDMIにつなぐだけ。LTE内蔵でWiFi不要。
アプリで高齢者の活動状況を見守ります。

テレビのオンオフ確認
人感センサーによる動きを感知
緊急ボタンで家族に通知
温湿度センサーによる熱中症警告
テレビメッセージ機能
GPS機能(スマホがあれば)
心拍機能(Apple Watchがあれば)
アプリにプッシュ通知

テレビにメッセージを表示
スマホアプリからテレビ画面にメッセージが送れます。


熱中症の警告
温度や湿度センサーにより、テレビに警告を表示

 

WiFi不要、工事不要!

商品名 みるモニ
通知方法 アプリに通知
通知内容は通知設定でカスタマイズ
設置方法 テレビにHDMIケーブルで接続するだけ
見守る側はアプリの設定が必要
親宅のネット環境 不要(LTE内蔵)、WiFi版もあり
複数人での見守り 可能。1人で複数人を見守ることも可能
初期費用 0円
月額料金 2,860円(税込)
最低契約期間 2年間
解約料 不明
規定に当てはまる場合、無償途中解約も可能
おすすめの人 緊急ボタンで緊急時の安心も担保したい人
親がテレビ好き
申込方法 みるモニのサイトで、まず無料のお試しを申込む
※機器はレンタル

 

親子のドアシル2

緊急連絡ボタンが安心感に

親子のドアシル2

画像引用元:Yahoo!ショッピング

 

4つのセンサーで見守り
人感センサ、照度センサ、温度センサ、ドアセンサ(オプション)の4つのセンサが働き、異常を検知します。
一定時間人の動きがないとき、深夜に照明が点灯しつづけた場合、気温が高い場合など、複数のセンサで見守ってくれます。

ドアシルのクラウド画面

画像引用元:アイトシステム

 

いざという時の緊急連絡ボタン付
連絡ボタンを押すと、あらかじめ設定した家族や介護者にメールで通知されます。
緊急時はもちろん、連絡が欲しいときのコミュニケーションボタンとしても役立ちます。

設置は簡単!
発送前に設定をしてもらえるので、届いたらコンセントにつなぐだけ。ただしWiFiなどネット環境は必要。ない場合はモバイルルータ付きのサービスもあります。

商品名 親子のドアシル2
通知方法 メールで通知、最大8アドレス
設置方法 部屋が見渡せる場所に設置、コンセントにつなぐ
クラウド画面からセンサーの有効/無効設定や時間設定などを行う
親宅のネット環境 Wi-Fiが必要(モバイルルータ付き商品もあり)
複数人での見守り 可能
初期費用 14,080円(税込)
月額料金 900円
最低契約期間 2年間
解約料 不明
規定に当てはまる場合、無償途中解約も可能
おすすめの人 人感・温度・照明センサなど多くの情報で安心したい人
緊急連絡ボタンで親の安心度を高めたい人
購入方法 公式サイトyahoo!ショッピングで購入可能

象印 i-PoT 電気ポット

累計契約者は1万3千件を突破

 

象印みまもりホットライン

画像引用元:象印みまもりホットライン


最新の使用状況はメールで通知
「今日も元気にお茶を飲んでるなあ」「外出したんだ」など最新状況を1日2回メールが届きます。
その他の時間も、メールリクエストにアクセスすれば、いつでもメールを呼び出せます。

象印みまもりホットライン

画像引用元:象印みまもりホットライン

使用状況を過去と比べられる
1週間分をまとめて見れて、過去の使用状況と比べられるから、体調の変化にも気づきやすい。最大過去1年分まで閲覧できます。

象印みまもりホットライン


Wi-Fi不要!設置は簡単!
SIMが内蔵されているので、インターネット環境は不要です。

ポット容量:2.2リットル、保温温度:95℃

商品名 象印みまもりホットライン i-PoT
通知方法 メールで通知
設置方法 電気ポットをコンセントにつなぐだけ
親宅のネット環境 不要
複数人での見守り メールアドレス1件無料(110円/1件で、2件追加可能)
初期費用 5,500円(税込)
月額料金 3,300円(税込)
最低契約期間 半年
解約料 6か月以内に解約する場合は必要
(6ヶ月-利用料を支払った月数)×3,300円(利用料・税込)
おすすめの人 親が日常的にお茶を飲む人
見守りを手軽に導入したい人
申込方法 象印みまもりホットラインから、1か月無料のお試し申込み
※機器はレンタルとなります

みまもり電池

テレビリモコンで見守り

 

毎日使うリモコンなどに入れて使用
みまもり電池は中に単4サイズの電池を入れて、単3電池として使います。複数個使う場合でも、みまもり電池が1本だけ入っていればOK!テレビのリモコン、照明器具のリモコン、センサーライトなど毎日使うものに使用します。

 

専用アプリで楽しく見守り
生活リズムの見守りや、アラート機能、チャット機能があります。

みまもり電池のアプリ

画像引用元:Mabeeeみまもり電池

親もスマホが必要
みまもり電池を使用するには、見守る側、見守られる側、両方にスマホが必要となります。

商品名 みまもり電池
通知方法 アプリで通知(親のスマホアプリから子のスマホアプリへ)
設置方法 みまもり電池の中に単4電池を入れ、単3電池としてリモコンなどに入れる
見守られる側、見守る側どちらもアプリをダウンロード
親宅のネット環境 スマホが必要
複数人での見守り 5名まで可能
初期費用 3,278円
月額料金 1,078円
最低契約期間 2年間
解約料 不明
規定に当てはまる場合、無償途中解約も可能
おすすめの人 単3電池の家電をお持ちの人
親がスマホを使える人
購入方法 amazonで購入、商品到着後、web上で月額サービスへ加入

まとめ

今回は、高齢者の見守りにおすすめの家電を紹介してきました。

見守りの方法はいろいろな種類があります。

高齢者の見守りは、一つの方法ではなくいくつか組み合わせると、より安心感が増してきます。

緊急性がなく「これから見守りをはじめたい」という方には、見守り家電のゆるやかな見守りから始めることをおすすめします。

よろしければ、参考にしてみてください。

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